こんにちわ!
今年の夏は暑いですね。一日中エアコンをつけっぱなしじゃないと耐えられない状態です。電気代が大変なことになりそうで怖いです…。
さて、私はマンガ制作にメディバンペイント Proというソフトを使っています。無料で多機能、テレビでも紹介されたこともあり、使ってみている方も多いと思います。
本格的に漫画を制作しはじめると、「レイヤーの作成」という作業を何度も行っていることに気づきます。下書き、コマ割り、ふきだし、ペン入れ、トーン、色付け…など、新しいページを作る度にレイヤーを作成しなければなりません。
このような、何度も繰り返す同じ操作は、少しの工夫で楽をすることができます。ソフトによっては、「マクロ」機能を使って、作業を自動化できるらしいですが、メディバンペイントには今のところそのような機能はありません。
私は、よく使うレイヤー構成を組み込んだデータを作っておき、それを雛形として使いまわす方法を使っています。では、その詳しい方法を描いていきます。格段に効率が上がるので、ぜひ試してみてください!
レイヤーの作成
まずは、新規ページを作成し、そこによく使うレイヤーを作成していきましょう。実際に漫画を作成し終わったページのレイヤー構成を使うのもよいと思います。その場合はページを、「別名でローカルに保存」し、描きこんだ線画やトーンなどをDELETEで削除しておきましょう。
私のレイヤー構成はこんな感じです。
レイヤー構成(全体)
セリフフォルダの中身
絵フォルダの中身
ここで作ったレイヤーの全てを、毎回必ず使うわけではないですが、これを雛形として読み込み、必要に応じて削除・追加をしています。
ここでやっておくとよいのが、
- コマ割りレイヤーにコマ割り要素を追加しておく
- 下書き、ネームは、「下書きレイヤー」にチェックを入れておく
- 線を描くレイヤーは、黒の1bit(または8bit)にしておく
- 塗りつぶすレイヤーは塗りつぶす色の1bitにしておく
などです。
1bitレイヤーは、データサイズ小さくすることができます。メディバンペイントはクラウド上にデータを保存するため、データサイズが小さいほうが保存も読み込みも速く行えます。
とくに、ネットワークが混んでいる夜中などでは、サイズが大きいとダウンロードに何十秒もかかる場合もあるので、できるだけ1bitレイヤーを使うのがオススメです。1bitだとアンチエリアシングがかからず、曲線がギザギザになりますが、相当拡大してみない限りは気にならないと思います(ページの大きさによります)。
テンプレートとして使う
マンガプロジェクトを開き、「追加」を押します。初期データの「クラウド上の画像をコピー」を選択して、「select」を押します。すると、先ほど保存した雛形が候補に出るので選択します。「OK」を押すと読み込まれます。
まとめ
今回は、マンガ制作で何度も行うレイヤー作成をあらかじめやっておき、作業を効率化する方法を紹介しました。他にも色々方法があるかもしれませんので、工夫してみると面白いかもしれません。
ではまた!